「渡辺さん、初めまして、舞香(マイカ)です」
「舞香ちゃん、いらっしゃい!」
本日の居酒屋しんさんのお客さんは、たまに見せる色気がたまらん舞香ちゃん。5/25~31に笹塚ファクトリーという劇場で上演される『父と暮らせば』(作:井上ひさし 演出:舞香/ムカシ玩具)の稽古帰りに、共演者の久保田浩さん(来週登場予定!)と一緒に遊びに来てくれた。
彼女が主催する劇団「大人の玩具」もとい「昔の大人の玩具」もとい「ムカシ玩具」には、以前後輩が所属していたこともあり、1回観たことがあった。しかも、僕が出た芝居も、その後輩に連れられて観てくれたことがあるというからびっくり! 世界は狭いですよ、ホントに。
今まで2人芝居をテーマに作品を作ってきた彼女。2人芝居といっても、2人がそれぞれ何役もやるような芝居が多かった。そこで、純粋に「2人しか出ない芝居」を演出したいと思い、色々な本を読みあさり、以前から興味を持っていた井上さんの本に辿り着いたとのこと。別に原爆の話がしたかったわけでも、井上さんの本じゃなきゃいけなかったわけでもなかった。たまたまポンと目の前に現れた作品。そこに運命を感じ、決めたという。やはり世界は狭いですよ、ホントに。
きっかけは"たまたまポン"かもしれないが、やるとなったら"ポン"どころでは済まない。共演者の久保田さんと、わざわざ広島まで行き、原爆資料館はもちろんのことながら、その道の権威や被爆経験者から話を聞いて、自分達の知らない「原爆」というものの大きさを認識し、自分の中に落とし込んでいったのだ。しかも、この作品はチャリティ公演(まなちゃんという赤ちゃんの心臓移植のためのチャリティ)なので、そこには金銭的な欲というものは存在していない。ただ、この作品を、純粋に「伝えたい」という真の表現者としての欲だけ。
共演者の久保田さんに言わせると「この子はたまに見せる色気がいい。ただ、皮をかぶった演出家の舞香ではなく、素の舞香と芝居でぶつかりたい。もっと本音を見せてほしい」と話してくれた。ほほ~う、では素の舞香と久保田浩のタイマンを見せてもらおうじゃないか!
まなちゃんの手術に必要な額には、この公演だけでは到底届かないが、「少しでも足しになれば」と話していたのは演出家・舞香ではなく、どことなく色気を漂わせた素の舞香だった。

コメント