前々回のことになるが、カタツムリの「でんでん」と「ちゅっちゃん」がめでたく夫婦になったことをお話した。
彼ら、夫婦になってからは、人目をはばかることなく毎日のように愛を見せつけてくれた。
「ちょっと、一人身の私の前で、いちゃいちゃしすぎじゃないの~」(-_-;)
ふたりのあまりの仲良しこよし加減に、若干ふてくされつつも(!?)その姿がほほえましく感じられ、私の毎日もさらにヽ(^o^)丿(happy)になっていく。
やがて、すぐに彼らの子供(卵)が生まれた。
いちいち数えたわけではないが、一度に30粒ほどは産んでいただろう。それを何度となく繰り返す。もちろんそのうち、ちゃんと孵化しないものもあるが、とにかく産みまくるのである。
少子化社会などまったく無縁。カタツムリのように、外敵が多い種は、種の保存のため、まさに産んでナンボなのだ。
そして産卵から2週間後、卵たちに異変が起こる。
「うんしょ、どっこいしょ、よいしょ、どっこらしょ」
真っ白で真珠のような卵がプチプチと割れ、そこからベイビーたちがひょっこり顔をのぞかせる。
チビでんでんたちの社会デビューだ。チビでんでんたちは卵から顔を出し、可愛らしい姿でもうひとふんばり。
がんばれ、あとちょっとだ!
「うーん。もうちょっとで卵の殻から出れるぞ!? がんばらないと! よいしょ、よいしょ」
1匹が顔を出し始めると、我も続けとばかりに次から次へと顔を出してくる。そのとき私の脳裏にひとつの疑問がよぎる。
「そういえば、カタツムリって、生まれたときから背中に殻がついているのかな?」
ヤドカリのように、殻を見つけて入り込むのではなかろうか。
そして生まれたての姿はナメクジのようにのっぺりとしているのではなかろうか。
ところがどっこい。ビックリだ\(◎o◎)/
カ タツムリは生まれたときから、背中にしっかりと殻がついている。もちろんカタツムリ特有の、あのグルグルうずまきの形だ。まさに、でんでんのミニチュア版とも言えるちっちゃなカタツムリたちは、1匹1匹必死で殻を破って、この世に生をアピールしていた。
「今まで動けないまま卵の中でガマンしていたんだ! これからはのびのびとボク(ワタシ)の人生(正確にはカタツムリ生)を生きられるぞ!」
そんな声が聞こえてきそうだった。
「あらあら、あなたたちには負けなくってよ! 私だって自由の身。これから精一杯自分の人生を生き抜いていくわよ~!!!!!」!(^^)!
この子達に負けじとばかりに鼻息を荒くしている私に、「ちびっこ相手にそんな闘志を燃やしてどうするマヒロ」と、でんでんとちゅっちゃんのボヤキが聞こえてきそうだった。
殻を突き破って、卵の殻から出た後はむごむご自由に動きまわる「チビでんでん」たち。
グングン壁を伝ってケースの上部に上がろうとする子、土の近くでモゴモゴと遊んでいる子、どうしていいのかわからずに辺りをキョロキョロ見回している子……。
みんながみんな、一生懸命に生きようとしている。
1mmほどの殻の大きさしかなく、体重もほとんどない小さな存在だが、その命の重さを実感した。
みんなが出揃った。
でんでんファミリーの誕生の瞬間だ。
それからというもの、ファミリーはみんなとの絆を確かめ合うようにして時間を過ごし、愛に満ち溢れている姿を見せてくれていた。
彼らの姿を見ていると、なんともほほえましく感じられ、さらに私にエネルギーが充電されていくのがわかった。
ふっと、辛かった結婚生活がよぎったが、この子たちの姿を見ているとすぐにそれは脳裏から消えた。
「過去は過去。それを活かしてこれからを生きればいい。私には未来がある。チビでんでんたちが自由に動き回っている、今の私にできるのは自由に動き回り、自分の夢に向かって突き進んでいくことだ!!! むふ!!!(^0_0^)」
私とでんでんファミリーは、確実に明るい未来へ向かって歩んでいた。

理科の観察日記よりも勉強になります。
殻を背負ったまま生まれてくるなんて、偉大ですね。
それをちゃんとレポートしてくれるトコ辺り、マヒロさんも只者ではない!!
投稿: かりポン | 2006年12月14日 (木) 09:47
かりポンさん
カタツムリ、一緒に生活すると、かなりおもしろいし、いとおしいですよ~。
でも、かりポンさんの場合は、ミーヨンがエスカルゴと勘違いして、食べちゃうかも!?
投稿: マヒロ | 2006年12月15日 (金) 01:27
お久しぶりです。。。
カタツムリは生まれたときから、背中に殻が付いてるんですねぇ、驚きでですぅΣd(゚∀゚。)
生き物を育てるって良いですよね。
子供の頃に、生き物を育てた経験のある子供と、無い子供では、大人になってからの、
感情の差が結構あるみたいですね。。。
最近では、ゲーム脳って言う言葉も出来るぐらいですから・・・。
リセットすれば、何でも元に戻る、そんな感覚なのでしょうか・・・?
生ある物は、何時かは終わりを向かえてしまいます、だからこそ、命は大切にしてもらいたいですね。。。
投稿: やっちゃん | 2006年12月20日 (水) 09:42
やっちゃん
ゲーム脳、怖いですよね!
簡単に人を殺せちゃったり、リセットできたり…。
現実の世界では、人生も人間関係もそんな簡単にリセットできるものではないのですから…。
リセットできたらどんなにいいかと、思うこともありますが、自分にとって必要なことが起きて、歩んでいくプロセス。
まあ、リセットするというより、過去の体験を生かして、人生の節目にどう巻き返しを図るか。ですかね~。
私も幼少の頃より、動物に愛をもてる環境作りは大切だと思います。
そうしたら、社会問題になっている親子問題、自殺…。今より減少するのではないでしょうかね…。
投稿: マヒロ | 2006年12月21日 (木) 12:41
学校が冬休みに入り、一人で一週間ほど愛蝸牛「馬奈々」の実家に帰省してきました。お袋に送ってもらった小包みのホウレン草から蝸牛がでてきて、今も元気に我が家で暮らしている話をしたらびっくりしてましたが田舎暮らしが永いお袋にすれば蝸牛はめづらしくないので話がそれ以上盛り上がることもなく、それより私が銀行を辞めて学校に通っていることに心配してました。母親というものはいつまでも子供のことを気にするんですね。私も馬奈々のことが気になって結局は予定より早く我が家に戻ってきてしまいました。駅のホームで見送ってた母の姿がなんかとても小さく見えたのが印象的でした。
投稿: 横須賀夫婦 | 2006年12月21日 (木) 17:27
横須賀夫婦さん
なんか感動話ですねぇ~。絵が浮かびます。
「馬奈々」ちゃんは横須賀夫婦さんのお家で幸せに過ごしているので、自分の生まれた土地のことは忘れてしまっているでしょうね。(^_^;)
子を思う親の気持ち。よくわかります。
というか、私には子供はいないのですが、私の両親が私に接する態度もいつまでも「子供は子供」で心配みたいですから。
でも、そんな親子愛が今の時代には、本当に必要とされているのかもしれませんね。
しかし過保護過ぎるのはいかんですけどね。
自立心を持った親子愛が理想とするところでしょうか。
投稿: マヒロ | 2006年12月21日 (木) 23:58
ご丁寧なコメント頂きとても嬉しく思います。我が家も子供が居ないので、動物は子供みたいなものですが、糞の始末とかしていると余計愛情がそそがれますね。
投稿: 横須賀夫婦 | 2006年12月23日 (土) 15:21
横須賀夫婦 さん
糞、わかります!
毎日、いいウンチをしていると安心しますし、ウンチにも愛着がわきます!!!
投稿: マヒロ | 2006年12月23日 (土) 16:15