若い頃。
18歳から20歳ぐらいの頃。
喫茶店のウェイトレスを好きになり、喫茶店によく行った。
記憶にあるかぎりで、3軒。
お気に入りのウェイトレスが3人いた。
ひとりは極めてフツーのタイプ。どこといって特徴はなかったが、顔が坂口良子に似ててかわいかった。国道沿いの2階の喫茶店だった。
ひとりはふっくらしたおとなしそうな女のコ。美人ではないが、奥ゆかしさが魅力。ジャズが流れる喫茶店だった。
もうひとりは今で言うヤンキー系。化粧も濃くて迫力があった。バイパス沿いの漫画本がたくさん置いてある喫茶店だった。
ま、結論から言うと、なんにもないまますべて終了した。
オーダー時と料金支払い時に交わす短い単語以外に口をきいたことはないまま終了した。
坂口良子の店は閉店して終了。
ジャズ喫茶は、
「うるさいから来ないでくれ」
と店のオヤジに怒られて終了。
喫茶店でバカ話して騒ぐ癖。これだけは今もなおらない。年に3回ぐらいは今も怒られている。
バイパス沿いの店ではウェイトレスどうしが交わしているエロ話に失望落胆して終了。
いまなら女性がエロ話を交わしていても別に驚かないが、当時の俺はまだ童貞だったこともあり、女性に対して過度の幻想を抱いていたのだ。
別に実際問題としてどうにかなると思って通っていたわけでもないが、もしかしたらどうにかなるとは思っていたのだろう。今も俺はコーヒーが大好きだが、その香りの中にはそれらの想い、記憶が若干含まれていると思う。

