2リットルのペットボトル越え!
初めてのウォーキングを終えて家に帰ってきた。息は上がっていたが、ここ何年か忘れていた心地よさ。満員電車でもみくちゃにされて出た汗とは訳が違う。
自ら汗を出してやったのさ。
Tシャツを見て驚いた! 汗で首元が変色する事はあったけど、今日は全部違う色になっていた。そして汗を吸い込んだTシャツは重い重い。洗濯機に投げ込んだらズシーン!って音したもん。
これだけ汗かいたんだから体重も落ちたはずだ。
「家に帰ったらうがい手洗いしなさい」と言っていた母親の言葉も忘れ、体重計に乗ってみる。
結果「マイナス2.6キロ」
うおぉぉぉ! びっくりして思わず声を出してしまった。
一回歩いただけでこんなに痩せるもんなの? OLが「私、2キロ痩せたんだ!」と、得意気に話しているのを見た事がある。
だから2キロ落とすってのは大変なものなんだと思い込んでいた。
今、隣にそのOLがいたら、メガネの隙間からチラ見して「ふふっ」て鼻で笑ってやるのに。
汗っかきだとは思っていたけど、こんなに汗が出るとは……。
2リットルのペットボトルより出たんだよ。
そんなに単純なものじゃないんだろうけど、10回歩くとマイナス26キロ!
僕、気がついちゃった。僕はウォーキングで痩せる男だと!
この発見はノーベルダイエット賞受賞間違いないな!
授賞式を行う会場まで車ではなく、歩いて行こう。
僕は迷子ウォーカー
これを繰り返せばダイエットは楽勝だ。
その考えが甘かった……。
次の日もウォーキングに出かけた。体重が減ると分かった今、足に残る若干の筋肉痛も気にならない。夜の道をぐんぐん進んでいく。
昨日とは違うコースを歩きたくて、ノリにノッてる僕は月に向かってひたすら歩いた。
全く知らない道を歩く。
歩いているうちに薄暗い路地に迷い込んだ。時間は深夜2時、気味が悪い。
お化け屋敷の面白さが一つも分からない僕にはキツイ状況だ。
子供の頃、父親が買ってくれた「水木しげるの妖怪大図鑑」を読んで、一人でトイレに行けなくなった事もある。そんな事を思い出していたら急に怖くなってきた。どこかで犬が吠えるたびに毛穴が開いた。
知らない場所がこんなに怖いとは……。
「ぶらり途中下車の旅」の仕事が来たら断ろう……。
お化けや幽霊ならまだしも、包丁を持った男に金を要求されたらどうしよう……。
どんどん悪い妄想ばかり膨らむ。
取っ組み合いになって勝てる自信ゼロ。かといって走って逃げ切るなんて自分で考えといて笑っちゃうくらい無理だ。
自然と足早になっているのが分かる。ふっとい競歩ランナーだ。
やっと路地を出る事ができた。自販機やコンビニが目に入ると落ち着くなんて、僕もずいぶん都会の人間になったんだな~。
それにしてもここは一体どこなんだろう? 全く聞いた事のない地名。
しばらく歩いてみたのだが一向に見慣れた風景がない。
あれ?
ひょっとして?
僕、迷子?
もう、27ですよ。茎わかめのおいしさも分かる立派な大人なのに。
自分が迷子だと思ったら凄く情けないやら、寂しいやらでやるせなくなった。
歩く事にも疲れたし、何より2日目にして歩く事に飽きてきた。
この飽きっぽさは自分の中でもワースト3に入る嫌いな部分だ。
暗いし、怖いし、寒いし、疲れたし。
どうしよう……。
もう、こうなったら!!
えいっ!!
右手を天高くあげる!
キキーッ。
タクシーが停まった。
心の中で「ごめんなさい」と謝る。
自分に、応援してくれるファンに、そしてまだ見ぬ未来の彼女に。
僕は何をやっているのか?
遠くまで歩いてタクシー捕まえて家に帰る。何て意味の無い。
運転手さんだって、僕みたいなの乗せるより、式場に向かう花嫁さんでも乗せた方が楽しかろうに。しかもこんな不審者丸出しの格好の男が、息を切らせてはぁはぁ言いながら乗り込んできたら、さぞ気持ち悪かろうに。
ノーベルウォーキング賞剥奪だな……。
説得力はないけれど
車に揺られながら考える。
やはり今までの人生こういう事が積み重なってこんなにも太ったんだと思う。
最後までやり遂げない。途中で投げ出す。
「まぁいいや」の精神。
夜遅いけど食べてもいいや。
ちょっとくらいの運動ならしなくてもいいや。
若いんだから野菜食わなくてもいいや。
今回は「昨日2.6キロも痩せたし今日は最後まで歩かなくてもいいや」
別に歩いたんだからいいんじゃない?と思う人もいるかもしれないけど。
僕、もう一個「まぁいいや」をやってしまったの。
帰りのタクシーで反省したにもかかわらず、自分の家に着いたとき、
「そういえば今日はまだ晩飯食ってないなぁ。お腹すいたなぁ。絶対ここで食べない方がいいのは分かってるんだけど、腹へってねむれないから食べようかな。うう~ん、どうしよう? まぁ明日も歩けばいいや」
で、結局食べました。
さっきしたばかりの反省を10分後にいかせなかったんです。
痩せたい気持ちはあるんです!!
説得力はないけれど……。
これ以上自分を嫌いになりたくない! 体壊しといてまだ食べるのか?
僕は大馬鹿野郎か?
明日からは死ぬ気で頑張らなくては!!
僕は、とんこつらーめん餃子チャーハンセットを深夜4時に食べながらそう誓った!
僕、大馬鹿野郎です。はい。

とんこつらーめん餃子チャーハンセットの前には誰もが平伏しますよ。無敵ですよ。w
これが別のメニューだったら「何してんの!」とか思ったかも知れないけども、とんこつ(中略)セットですよ、仕方ないでしょう。
1回だけは。
次同じことしたら断念してください。www
夜中の街って、繁華街でもない限り迷い易いよね。
自分も渋谷に住んでた頃、いつもと違う道からビデオ屋に行こうとして1時間かかりました。w
もう、何も借りる気が無くなってました。
投稿: S*H*A*M | 2007年1月16日 (火) 20:09
2リットル以上とは!?すごい量ですね(^o^)僕も太ってて汗は結構かきますがさすがにそこまではないですね=^ェ^=確かに夜の道は怖い!!
投稿: 祐 | 2007年1月16日 (火) 23:14
もー、関さん素敵!男前です。(食べっぷり)
ひらめきました。ひらめきノーベル賞です。
彼女と一緒に生活するか、結婚するか。
二人だと、「じゃ我慢しよっか」とか「二人であそこまで歩こう!」とか
嬉し楽しくダイエットできると思うのですが。。。
一人だと甘やかしちゃうからね。。。
まんまる関さんも大好きだけど、頑張ってくださいね。
投稿: turbo | 2007年1月19日 (金) 14:16