初めてのネパールは今から約4年前……。
時間が経てば経つ程にどんどんと記憶に残っていく国となりました。
前回のカトマンズに続いて今回はインドの国境近くにある“ジャナクプル”という街を紹介しましょう。
カトマンズに比べて気温は高く、半袖でOK。それでもむしろ暑いくらいです。そしてここにはインドとネパールを結ぶネパール唯一の鉄道が走っており、ちょっと錆び付いた車両には人がいっぱい!
噂によると一応一等車と二等車に分かれているらしいのだけど、人が先か荷物が先か、はたまた自転車をどこに載せるか……な勢い。それでも車両に乗れなかった人は鉄道の屋根に乗る始末……。
そしていずれの場所から運んだ物を駅で風呂敷広げて売る人やら、家族を迎えに来たついでにそれらを覗く人やらで電車発着の際にはごちゃー!! っと駅は賑わいます。
そんな中、“マイティリー族”といわれる人達の村に行きました。家の壁は土で作られており、その壁には大きな絵が描かれています。
「近所の子供のいたずらか?」と思うほどヘタウマな絵。牛も鶏も人もリアルじゃないのでなんだか可愛い気もします。
そしてよくよく聞くと、この絵こそがマイティリー族の人達の伝統アートだそう。1軒ずつ見ていくとそれぞれに違う絵で、カラフルに彩られた立派なものから「下書きのまま諦めたか?」な感じのものまであって、実に楽しい!
そしてこの絵は健康を願ったり新婚さんのお祝いまで、近所の人達が総出で時間をかけて描いたりもするそう。実際私も13歳(!)の花嫁さんのお祝いにとお手伝いさせてもらいましたが、絵心のない女は白壁に他の絵の具を付けてしまう始末……やれやれです……(ちなみに結婚式まで夫婦は顔を合わせられないそう。万が一気に入らなかったらどうするのかと心配しちゃいましたが、そんなことがないから結婚するんだろうなあ……)。
お世話になったお母さんの家を探検すると、土間がありそこを上がった所が居間、キッチンは女子専用で布を被ったお嫁さんが水道もないキッチンで上手に水をやりくりしてお料理を作っています。天井が若干低いとはいえ快適な作り。「今夜は泊まっていくか?」とお父さんは言います。しかしここは家族一緒に食事はせず、男子が先、続いて女子が頂くというきちんとした伝統なり宗教を重んじているのを感じました(突然お邪魔したので宿泊は遠慮しましたが……優しいでしょ、ここの人達!)。
そして外に出ると、外国人が珍しいらしく子供達がてんこもりになってこっちを見ています。
片言でもない言葉で遊んでいると、「私の家も見に来て!」「ウチにも!」と私の手をとってそれぞれの家に案内してくれました。
知らない人への警戒心のなさが無垢でとっても可愛かったので、子供達に甘えてお邪魔すると、しっかりと勉強机があってベッドの上で跳ねて、日々の生活が楽しそうな雰囲気。
今の時代において、知らない人と目を合わせて笑い合える環境って素敵だな〜と心底思いました。
が、この後のネパールの旅で、ちょっとだけ大変な事がおきてしまったのです……。

