プロフィール
加藤紀子
ナチュラルな魅力で、歌手としてだけでなく、テレビ、ラジオのレギュラー、ドラマ、コマーシャル、バラエティー番組など多方面で活躍。現在は、コラムニスト・エッセイストとしても活動中。

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2006年8月29日 (火)
寒い日本を飛び出してカンクーンに来たものの……。

With_ukulele  みなさま、今年の夏はどこでバカンスを楽しまれたのでしょうか?

 先日仕事で行ったフランスも熱波の影響でめちゃ暑でしたが、「のんびり波の音でも聴きたいな〜」と思い立ち、向かったのはメキシコ。以前、カンクーンに行ったときのお話です。

 9年前のお正月、寒い日本を飛び出して海のあるところへ!! とロサンゼルスから、メキシコシティーへのトランジットを経てカンクーンに到着しました。
 この島は有名リゾート地らしく、泊まったホテルも「ジュリア・ロバーツも来たんですよ〜」との自慢にうなずけるほど素敵。
 しかし私たちの場合、予約するのがギリギリ過ぎてこのホテルしか取れず、ちょっとドキドキしながら泊まるはめになりました……。

 悔しいので、ホテル生活を満喫するべくプールに行くとなんだか肌寒く、目の前にあるビーチに行こうとするも泳いでいる人はおらず……。
 なんと、そのとき、60年に一度の寒波に見舞われていたのです!!! ショック……。
(ちなみに泊まったホテル“CASA TURQUESA”ではビーチに色つきの旗が出してあり、青は良し、赤は泳いじゃダメ、黒は絶対ダメ! と分かりやすく表示されてました)。

 そして、悔しさがおさまらないのでプラプラと街探索に出掛けます。
 この島は24時間バスが運行していて、女性が一人で乗っても危なくないと言われているので安心。
 適当なショッピングモールに入り物色をします。

「ここに来たならやっぱりアレは被んないとね〜」とメキシカンハットを手に取る私。
大勢の観光客がそうするようで、お店の人から白い目で見られます。そしてそこにあったウクレレ(この時期私が非常にハマっていた楽器でもあったりします)を持って写真を撮ろうとすると、お店の人も参加してきました(写真がそれ!)。
「一緒に撮りましょう」と誘った訳でもないのにこのポーズ。触り過ぎです! 顔近すぎです!! 背後霊みたいです!!!

 まあ、メキシコの人の印象は人懐っこいので、アリなのかもしれませんね……。
 そして食事もトルティーヤやらタコスやらをほおばります。
 私はこの頃まだそれらをほとんど食した事がなかったので、毎回「お菓子っぽい食べ物だな〜」と、完璧に胃が満たされる気持ちにはなれなかったのです。

 そして大晦日のカウントダウンに向けて……。
 びっくりする事が私を襲いました……。

2006年8月23日 (水)
なぜか緊張します、各国の税関

The_channel_custom  せっかくの夏休み、楽しい思い出は作れましたか?
 国内外問わず、今年も沢山の方が旅行されたようで……。
 疲れだけは残さず、元気に過ごして行きましょう!

 てな訳で今回は海外旅行に出掛けて最初の緊張ポイント、イミグレーション(税関)のお話を!
 何時間かワクワクしながら飛行機に乗っても、いざ到着してもまずはイミグレーションを通らなければいけません。
 そしてそこで初めて現地語を話さなければなりません。しかも家族じゃない場合は一人で……。
 これが……。
 大抵の国は英語で大丈夫です。でも、その英語がままならない私は苦痛です……。
 まずどこのレーンの進みが早いか、どの人がいい人そうかを眺めます。
 そしてレーンを決めたらそこに並び、軽く笑顔で「こんにちは」の挨拶をしながらパスポートを出します。もちろん事がスムーズに行くよう眼鏡も外します。
 で、勝負はここです!

 愛想のいい人だった場合は必ず、「こんにちは!」と返事を返してくれるか、笑顔で受け取ってくれます。
 その逆に嫌なタイプだった場合、もしくはその人の気分が悪かった場合。
 無視です。
 ギロッと顔をにらんでパスポートを受け取り、パソコンに何やら入力し、パスポートの渡航記録をジロジロと吟味し「何しにきた? 何日間いる? 仕事はなんだ?」とぶしつけに聞いてきます。
 心の中では「難しい質問はしないでよ〜、語学力ないよ〜」とひたすら願います。そしてアゴで通過を認められます。
 ため息ものです。悪い事も難しい事もしていないのに、なんだか疲れます。

 しかしこのイミグレーションの人たち、国によって本当に多種多様。
 ハワイ等は軽く日本語を話せる人も多いので、「オハヨゴザイマス」「明石家さんま、知ってる? 僕大好き!」「あなたの事も知ってるよ!」(確実に酒井法子さんと間違えてたけど、そのままにしてみました!!)とアロハな感じ。
 アメリカはテロ以降大変厳しくなっており、笑ってなんていられないムード。指紋と目で識別させられます(そのため、すっごく時間がかかる)。
 カナダでは一緒に行った人が言葉が分からなかったので、適当に「イエス」を連発していたら別室に連れて行かれました。適当はやめましょう。
 フランスやらイタリア、スペイン等、おしゃべり好きの国は税関の人同士がペラペラしゃべっているので、緊張感は薄れます。逆に「大丈夫? ちゃんと見た?」と心配すらする事も。そしてアジア各国や、ロシアでは真面目にチェック。
 先日のマダガスカルは「イミグレあったっけ?」ぐらいゆるかったです(良い意味でね!)。
 ブラジルでも日系の人が多いので、とても優しかった印象があります。

 そして、逆に日本の税関を見て思った事。
 日本人のレーンと外国人のレーンが分かれていますが、先日外国人レーンあたりで税関のおじさんが仲間に「おーい、英語話せる人連れてきてくれんか〜」と叫んでいました。
 全員が話せる必要はないと思うけど、そんなレベルだったのかと不安になりました……。 だって壁には「不法滞在者22万人! すり抜ける人を見かけたら教えて下さい!」とのポスターが。
 外国から来た悪い人に、まずは税関職員がだまされるんじゃないかな〜……と思ってしまいました。

 しかし!
 毎回ビビってはいるけれど、悪い事は何一つしていないので堂々といろんな国に入国し、心身満喫する旅をしようではありませんか!!
 そしてしみじみ、出国&帰国です!

2006年8月 7日 (月)
天の川流れるマダガスカル

Kindliness  今回も、吸えば吸うほど味の出るお花の蜜のように味のあるマダガスカル編を。
 この国は国土の広さが日本の約1.6倍もあるので、とにかく移動が大変!
 頻繁に飛行機が出ているとはいえ、その便も週に2便であったり、どこかを経由していたりと、気軽にペロッとはいかない様子。そんな具合なので荷物とどこかでさよならする事もあったりして、スタッフの一人は到着して帰るまでの2週間、自分のスーツケースと会えず、「着の身着のままで旅ができる事を知ったよ〜」とポジティブな発言をしておりました。
 他はやはり車か船での移動。車に揺られる事2~3時間は当たり前。しかもアスファルトは穴だらけ……という事でゴンゴン揺れる、飛ぶ。窓を開けるとほこりが舞う……マスク&サングラスは必須アイテム。
 そしてヨットでの移動も跳ねて跳ねての3~4時間。
 静かに見える海も、突然大きな波が立ったりして毎回「ヒャッホウ!!」とテンションを上げて楽しまないとひどい船酔いに襲われるほど。一度は水が掛かりすぎるので立とうとした瞬間、高い波にあたって転んで膝から血が出ました。
(しかしヨーロッパから多く来る観光客は、この波でサーフィンを楽しんでいたりしてましたよ。さすがです)
 こう書くと、「なんだ、大変なんだ!」と思われている方もいらっしゃるでしょう。でもね……。

 ベレンティー保護区というところがあります。そこに向かいました。前回紹介した横っ跳び猿“シファカ”やら“ワオキツネザル”やら、マダガスカルだけに住む貴重な動物を見に。
そして夜もナイトサファリに出掛け、“ネズミキツネザル”という、どれがメインだか分りにくい日本名を付けられた猿を探しました。周りは真っ暗、あるのは空に浮かぶ満月に近い大きな月と満点の星。
 そこでです。生まれて初めて天の川を見ました!!
まるでザザーッと川辺に打ち寄せる水の音が聞こえてきそうなほど、美しく流れる星たち。小さな星も大きな星もまぶしいくらい輝いています。七夕であれば、おり姫様とひこ星は
確実に会えているでしょう。
 そしてその瞬間、ゆっくり流れる一粒の流れ星!
 恋人と行けば間違いなくプロポーズの瞬間です!
 北斗七星も見事に見られて、改めてこの国の良さを実感です。

 ……でも大変でしたよ。
 トイレはあっても水が出なかったり扉が閉まらなかったり、飲み水が濁っていてお腹を下したり、ご飯の中に蟻やガラスが入っていたり、22時以降は電気が消えてしまったり。
 しかし、この星や自然の素晴らしさを見る事ができるのなら、多少の不自由さを感じても苦しくはないです。そしてそんな環境なので人々は優しいのです。

 ぜひ、行きたい国リストに入れてみて下さい!
 伝わったかな? マダガスカル……。