プロフィール
加藤紀子
ナチュラルな魅力で、歌手としてだけでなく、テレビ、ラジオのレギュラー、ドラマ、コマーシャル、バラエティー番組など多方面で活躍。現在は、コラムニスト・エッセイストとしても活動中。

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2006年7月31日 (月)
マダガスカルにはいろんなものが詰まってる!

Baobub 行ってきました、初マダガスカル!
 出発する前は持っていくべきものへの心配がいろいろありましたが、実際はあんずるに及ばず、非常に楽しい国でした!
 まずはマダガスカル名物の大きな木“バオバブ”を見て、その大きさに感動。
 その皮を少しだけはいで縄を編んだりするらしいです。
 そしてやっぱり“横っ跳び猿”。上手にピョンピョン飛ぶんです。頭の中で「せーの!」と勢いつけてから飛んでるっぽく、うまく膝を使って木から木へ、時には道なき道を渡ります。素晴らしき屈伸力!!
 とまあ、ここまでは「マダガスカルと言えば……」な情報です。

 私としては、人々の暮らしっぷりに興味がありました。なにせ、想像もつかなかったから。
 私たちが訪れた数多くの田舎は、コンクリートの家以外はわらぶき家が主流でした。電気も水もままならないようで、食事の準備も外で火をおこし、近くの井戸からバケツに
 汲んできた水を鍋で沸かしてお米を炊いていました(この井戸は日本の政府が掘ったらしく、多くの人は日本人に対して好意的でしたよ!)。
 市場をのぞいてみると、鶏が籠の下でコケコケ鳴いており、お客さんは吟味して購入すると、足をひもでしばって逆さにつるしたまま持って帰ります。
 他にも肉の固まりがそのままドーンと置かれていたり、見た事のないような長い魚がハエにたかられながら陳列されている。売っているおばちゃんは、歌いながら商売しておりました。
 そして人の交通の足はタクシーか人力車。道を渡るのも命がけな程のスピードで、皆移動しています。そして遠距離へは乗り合いバス。
 明らかに乗り過ぎです。荷物も詰め過ぎです。ただでさえ暑いのに暑さ倍増です。
 何もかもがギューッと詰まったイメージの市場は、エネルギーの宝庫と言えるでしょう!

 まだまだマダガスカルの魅力は尽きませんが、前回のクイズの答えも発表しなくてはいけませんね。
 正解は「アリアリ」。1アリアリなんです!(1円=約17アリアリ)
 何かを買う時に「3000アリアリ!」と言われると、すぐには計算ができません。そして細かいアリアリがスーパーのレジなどでない場合は、キャンディーとかでチャラにされるそうです。可愛すぎます。

 ちなみに、私が最初にアリアリと対面したのはチュレアルという村で食べたサンドウィッチの中。
 ハムの間に小さい蟻が2匹。2アリアリですね……残念。

2006年7月21日 (金)
出発前のプチパニック!

In_my_bag  今回初の試みとして、出発前に書いてみる事にしました。
 というものの、一体何をどうやって準備したらいいのか分からず集中力が切れてしまい、違う作業をやってないと……な状況。この際私のトホホっぷりも合わせて、楽しんで下さい!             

 旅立つ先は、初めて行く国“マダガスカル共和国”。ディズニー映画で一躍「動物が沢山いる国」として知られるようになり、知名度が高いらしいですが、旅行好きにも人気のある所です。
 前回のアラスカロケと同じ仕事で向かうのですが、事前の打ち合わせで聞かされているのは、仕事の内容とほんの少しの注意事項。「朝晩の気温差が激しいので上着はいりますよ、まあ日中は船の上なんで水着があったら便利かもしれませんね」やら、「ダニとか虫は出ますね〜、時には寝袋で寝てもらうんで。そしてA型肝炎の注射はしておいた方がいいかもしれません」やら。

 バックリしすぎな説明です。

 そしてこちらも何かと用意をしたいのだけど、詳しい気温は首都しか出てこず他の町はどうなのかの見当が付かず、虫除けは日本製で物足りるのか謎は深まるばかり。頂いた薄いガイドブックには、見た事もない動物や笑顔の少年……。早く行って会ってみたいけど、準備には役立ちそうになく。工程表には成田→バンコク→アンタナナリボ(首都)→ムルンダヴァ→撮影……と書かれていて睡眠は機内だけ? な気配。「化粧はどこで? 髪の毛のセットは空港のトイレ?」な気持ちです(小さな空港の場合、トイレ等ない場合も多々ありまして… …)。ほ〜、初日からすごそうで……。そしてもう一つ頭を悩ましているのが、7時間程の船での移動。何をすれば船酔いをしないで済むのかな〜……。
 そんな2週間の仕事です。

 まあ、こうして悩んでいてもできる限りの準備をするしかなく、後がないならないで、楽しむ勇気を準備するしかないのですが……。

 さあここでクイズです!
 マダガスカルの通貨はとってもかわいい言い方です。一体なんでしょう?
 この発音を聞いてみる楽しみもあって、頑張って行ってきますね!! 正解は戻った時にね!

2006年7月10日 (月)
初のマイナス20℃の日々

 アンカレッジに続いては飛行機で2~3時間の“シシュマレフ”という島に。
 ここは、真っ白に凍った海しかない所に、突如ポッと現れた小さな島で「え? 本当にここに人が住んでるの?」と思うほど全てが真っ白な世界。
 迎えに来てくれた島の人が、早速スノーモービルにくっついたソリに乗せてくれて、わずか2分の宿泊先(といっても、勿論ホテル等はなくロッジみたいな所)への移動で、顔に当たる風が痛い! なぜなら気温マイナス20℃!!!
 冷凍庫並みの寒さです。

Like_a_freezer_1 ここで、何日か島の人たちと一緒に生活させてもらう事になっていたので、「今からお水を取りに行くわよ!」と言うお母さんに着いていくと(ここには水道がなく湖の氷の塊を割って持ち帰り、バケツに入れて必要な時に溶かして使うのです)手袋の下の手はかじかみ、氷を割る手は思うように働きません。
 そして「これから晩ご飯の魚を釣りに行くわよ!」とも言うので「どれくらい先?」と聞くと「すぐそこよ!」と言うのを信じて“すぐそこ仕様”の格好で向かうと、スノーモービルで30分、まつげの先には氷の結晶、鼻の穴の中はくっつきそうになり、足の先はジンジンとし始める始末……。しかもモービルは何度もエンジン不調で止まったりもし、「すぐそこって、人それぞれ違いすぎる……」とも痛感いたしました。
 そしてなんとか穴を掘って釣り上げた魚は「これぞ、瞬間冷凍!」と言わんばかりの早さで固まり、持ち運びには非常に便利でした(当然匂いもしないしね!)。
 白い世界は光が反射して目にも痛く、サングラスなしではなかなか大変なものです。

 しかし!

 先にも書いたように、ここは水道がないのです。
 外の世界がきついのは身をもって感じましたが、この冷えた体を温めるお風呂がある訳ではなく(簡易シャワーはあるみたいだけど、そうそう入らないとの事)、トイレもバケツの中にゴミ袋を敷き、ブツが溜まったら外に捨てるといった日本では体験できない事ばかり。  
 食事の準備も家の外から凍った肉を持って入り、解凍しながら煮たり焼いたりし、皿洗いもままならないので紙皿が主流。そして冷蔵庫は凍らさない物を入れるために置いてありました!

 日本との生活とはかけ離れた旅は、いつまでも大事に残りますよ。

2006年7月 6日 (木)
冬を先取り! アラスカの旅

 ちょっとだけ気分が悲しくなりそうな梅雨があければ、やってくるのは夏!
 日頃発している言葉が「毎日よく降りますね〜」から「今日も暑いですね〜」に変わっちゃうのですね。「たまには雨でも降って涼しくならんかね?」みたいなね。なので今回は冬に逆戻りのアラスカへ。

Alaska_traveling というのも、今年4月に10日間ほど仕事で行ってきたばかりなんです。昔から抱くアラスカへのイメージは「寒い、シロクマ、北極」。この三位一体、本当はどうなんだろう? と、実際アンカレッジに行った人の話を聞くと(昔はヨーロッパへ行く時にはアンカレッジ経由で向かったらしいです)皆、一様に「空港で食ったそばがうまかったな〜、あん時のおばちゃんたちは今?」とか「あそこでお土産にサーモン買ったな〜」などばかりで、具体的な街の話がない。
 そこでアウトドア派の人に話を聞くと「外は寒いけど部屋の中は暑い」「和食屋があるよ」と、やはり参考になりにくいものだったので、ガイドブックを手に取りました。春先のトレッキングっぽい写真がメインで、個人的に役に立ちそうなものが取りあえず見当たらなかったので、一応機能性の高いインナーシャツやらスパッツの下に履くスパッツ、カイロ等を用意し、いざ出発!

 成田からシアトルを経由し(5月頃からは直行便があるらしいです)約12時間でお昼のアンカレッジ空港に到着。空港内にはアラスカ気分を盛り上げようとしてか、早速シロクマの大きな剥製(はくせい)が飾られていて、にんまり。
 そして外に出てみると、思ったほど寒くない! Tシャツの上に一枚着れば余裕な気温。早速お昼を取ろうとスタッフに指示されて入ったお店はやっぱり和食。その名も「熊五郎」……。他にももちろんレストランはあるのだけど、その店は不思議なラインナップの物が多く“ジャパニーズイタリアン”だったり“チャイニーズコーリアン”“チャイニーズアメリカン”などなど。たとえば、焼きそば食べてる隣はハンバーガー……というような光景なのでした(後に試した結果ね)。

 その後、氷河ツアーに出掛け壮大な氷を見て感動したけど、温暖化により年々氷が溶けるスピードが速まっており、危険な状態にあることをガイドさんに聞かされ、切に考えさせられる事に。その上、真っ青で綺麗なその氷をバブル期には日本企業が「ウイスキーにはアラスカの氷を!」と売っていたという恥ずかしい話も添えられて「やれやれ、何してんのだ……」と氷上で変な汗をかかされました。でも実際溶けた水を飲んでみたらうまかったですけどね……。

 さて、アラスカの旅はさらに寒い街へとこの後進むのです!

<写真>
中京テレビ「海の日スペシャル」のロケ地アラスカより
※7月17日(月)16:00~17:25 OA(日本テレビ系列28局ネット)